8月、メール講座を所属さんと行いました
私はメール機能をあまり使いません。
お客さんにマメなメールもしないし、お礼メールも雑だし、
絵文字も顔文字も使わない。
そんな私が8月、
所属の皆さんに対して
メール講座を開講しました。
週1で出す課題に対して、
所属さんが
「実際お客さんに送るなら…」
を想定したメールを作成。
それを私が添削させて頂く、
という内容の講座です。
メールしないお前に
一体何が出来るんだよ!
と思われるかもしれませんね。
でも私、
メールをあまりしなくても
リピート率やメールの返信率は
自分で満足いくくらい高いし、
お客さんにメールについて
何か文句を言われたことはありません。
メールをあまりしない私が、
なぜメール講座を行ったのか。
今回はその背景を
記事にしたいと思います。
メールの重要性を見直す
きっかけになれば幸いです。
丁寧であればあるほど、みんな似たメールに
今でこそ
「メール?あんましませんね」
な私ですが、昔は本当に
丁寧にメールしていました。
「貴方の事全部覚えてるよ!」
と言わんばかりに、
チャットの内容を盛り込んで
一通一通丁寧に
メールをしていたんです。
しかしこの時の私は、恐らく
「お客さんのため」というよりは
「こんなに貴方を覚えている私」
をアピールしたかったんだと思います。
自分のことだけ良く見せたくて
内容に盛り込んでいたけれど、
実はそれがお客さんにとって
響くことが少なかったと気付いたのは
サイトの専属を辞めてサイト移動することになった時でした。
あんなに
ログインメールもお礼メールも
営業メールも必死に送ったのに、
「このサイト辞めます」って
伝えて返信をくれた人なんて
片手程度だったんですよね。
あの時の私は、お客さんにとって
その他大勢のうちの一人
に過ぎなくて、換えの存在なんて
いくらでもいるようなポジションの
チャットレディだったんだと思います。
この頃に事務所スタッフになったのですが、
そこでさらに絶望する出来事が。
資料作りのため、
何人もの所属の女の子に
許可を取ったうえでメールを見せてもらいました。
そこで一番に感じたのが
「みんな似たようなメール…!」
ということ。
私は自分がめちゃくちゃ頑張ってるつもりでメールを送っていたのですが、
結局「好かれよう」としているから
みんなと同じようなメール内容だったんですよね。
「貴方の事、全部覚えてる!」
って気持ちが透けて見えるメール。
メモに書いてあるのと同じような内容をお客さんに送ったところで、
響く事はなかなか少ないんだろうな…
って痛感したのを覚えています。
他の子がどんなメールを送っているか知ってもらいたかった
今回のメール講座、
一回目は「営業メール」
二回目は「お断りメール」
三回目は「病んだガチ恋に送るメール」
四回目は「お礼メール」
この四つの課題を出しました。
例えば一回目、
想定するお客さんの条件として
・自分のチャット年齢より年上
・2か月前まで頻繁にきていた
・「そーいえば来てない…」と気付いたあなた
・何か失言したという心当たり無し
こちらを所属さんに課題として提出し、
営業メールを作成して頂きました。
参加は任意でしたので、
初回参加人数は12人。
12通の営業メールに
添削コメントを付けて、
全て匿名で所属さんに
見比べて頂きます。
一回目の講評を終えた後、
ちらほら返ってきた意見が
「何だかメールって、みんな似てますね…」
でした。
でしょう?!似てるのよ!
同じ事務所の半数の女の子だけでも、
これだけ内容が似ていたら
それを貰うお客さんは
もっと多くの似たメールを
受信しているのではないかなと思うんです。
一回目の営業メールは「つながりを持つ」「狙い撃ち」 を考える。
二回目のお断りメールは「教育」 を考える。
三回目の病んだガチ恋へのメールは「メールだけで満足させない」「差別化」を考える。
最終四回目は今までの課題を踏まえて「相手を考えてメールを作る事の大切さ」を考える。
段階を踏んで、所属さんに
メールと向き合ってもらった1か月でした。
一番伝えたかった事
メールが似てしまう原因の一つとして
「メール」
だけ切り離して考えている人が
多いのではないかと思います。
とくにお礼メールって
「送ればいいんでしょ」
っていう扱いになっている人も
多いはずです。
もちろん、
「このお客さんもう来ないで」
って思う事もありますし、
そういう時は私も適当なメールを
コピペで送ったりします。
でも、来て欲しい人には
狙い撃ちしていかないと、
リピーターってなかなか
増えていきません。
メールって、貰って読んだときに
女の子の顔が浮かんでこそだと思うんです。
待機とチャット内容とメールは、
全部繋がっていないといけません。
お客さんがメールを読んだとき、
「あの子らしいな」
と思って貰えるメールを書いてる!
って胸を張れる人は
少ないんじゃないかなと思っています。
今の私が送るお礼メールは、
チャット内容にあまり触れず
絶対に私とのチャットの雰囲気を思い出せるようなキラーワードを入れて狙い撃ちしています。
他人から見たら冷たく見えると思いますが、
ログイン期間が空いても
「次はいつ?」「会いたい」
というメールが常に来ます。
「もう行かない」
と病んだガチ恋も、
一発のメールですぐ戻ってきます。
それは、チャット内容の延長として
メールを捉えているからだと思っています。
これ、自慢でもなんでもなく、
自分のチャットにしっかりこだわりがある人は自然にできている事だと思うし、
こだわれば誰でも出来るようになることだと思います。
丁寧以上に大切な事
長くても短くても、
メールはチャットの一部です。
私はキャラとして、
長いメールもマメな返信も
似合わないから短いメールにしているだけで、
いつも一生懸命でひたむきなキャラだったら、
きっとメールは長くしています。
ただ単に「丁寧に書く事」が大事なわけではなく、
結局は
「この人にまた来て欲しい」
って考えながらメールする事が大事です。
自分の事を好きになってもらおう!
だけじゃなく
こんな私が好きでしょ?
また来たくなるでしょ?
って少しナルシストな気持ちで書いても良いんじゃないかな?
って思うんですよね。
私もまだまだメールに関しては
発展途上ですし試行錯誤中です。
今回一緒に行ったメール講座を、
「メール」というものを
改めて考えるきっかけにしてくれたら嬉しいな。
以上、メール講座を行った背景でした!
面白かったので、
いつかまた何か講座しようと思います!